ワールドツアーファイナル5日目 タカマツペア、3年ぶりの優勝!

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水曜日から行われているワールドツアーファイナル。
5日目は各種目の決勝が行われました。
現在まで、日本勢は7人(組)が勝ち残っています。

第1試合の女子シングルスは今大会2015年優勝者の奥原希望が登場!インドのP・V・シンドゥ選手と対戦しました。
試合では奥原選手は得意の粘りと精確なコントロールで見せていました。しかし、シンドゥ選手も負けておらず、得意のパワープレーに加えて最近身に着けてきたシャトルコントロールで奥原選手に対抗しました。
結果はストレートでP・V・シンドゥ選手が勝利!ツアーとしては昨年の韓国オープン以来の優勝となりました。これまでのシンドゥ選手はオリンピック、世界選手権などの大きな大会で決勝に進むことは珍しくありませんでしたが、いずれも決勝は逃していました。今年の優勝を期に彼女が更なる成長を見せてくれることを期待します!

第2試合はミックスダブルス。地元中国同士の試合となりました。今までの戦績は世界ランク1位のチェン・シーウェイ、ファン・ヤチョンペアが全勝しており、世界のツートップでありながら実力差が感じられました。
しかし、今回は遂にワン・イルユ、ファン・ドンピンペアがチェン・ファンペアを撃破!地元の大舞台で優勝を果たしました!
試合展開は死闘というにふさわしい激戦!!とてつもない速さでゲームが展開されていました!女子選手はどちらも高精度な読みで驚異的な速さを披露。男子選手も女子が作ったチャンスを逃さずに猛攻を仕掛けていました。
ここまで見ていて面白い試合は早々存在しないでしょう。見る価値の極めて高いスーパーマッチでした!!

第3試合は男子シングルス。桃田賢斗選手と地元中国のシー・ユーチー選手の試合でした。世界選手権ではそれぞれ優勝者と準優勝者だった二人の対戦でした。
これまでの試合を見ると桃田選手はランクの低い相手ばかりだったのに対してシー・ユーチー選手は元世界ランク1位のソン・ワンホ選手、アジア大会銀メダリストのチョウ・ティエンチェン選手が相手となる激戦区でした。体力的には桃田選手がかなり有利であり、実力を考えても桃田選手の固いのではないかと思われました。
しかし、そんな状況をものともせずにシー・ユーチー選手が優勝!桃田選手に大差を付けて勝利!世界選手権での雪辱を果たしました。

第4試合の女子ダブルスはリオ五輪金メダリストのタカマツペアと韓国のイ・ソヒ、シン・スンチャンペアの対戦となりました。
その攻撃力で永原松本ペアを苦しめたイ・ソヒ、シン・スンチャンペアでしたが、彼女達のパワーをもってしてもタカマツペアを打ち破ることは出来ませんでした。
結果はストレートでタカマツペアの勝利!2014年以来3年ぶりとなる優勝を果たしました!
BWFの記録に残っている限りでは世界ランク1位連続在位記録を持ち、総在位記録でも2位につけるタカマツペア。再び在位記録を伸ばすチャンスがやってきました!二人が総在位記録を更新し、バドミントン界の歴史に残る偉業を成し遂げることに期待します。

第5試合の男子ダブルスには遠藤渡辺ペアと世界王者、リ・ジュンフィ、リュー・ユーチェンペアの試合。
第1ゲームは中盤までは遠藤渡辺ペアがリードしていましたが、ここからリ・リューペアが準決勝同様に大逆転劇を見せます。11-14で負けている状況から21-15まで一気に得点をして見せました!その勢いは第2ゲームでも衰えることはなく、21-11という大差でゲームを終えました。
リ・リューペアは昨年、一昨年とこの大会に出場していましたが、今まではグループリーグ敗退。あまりいい成績を残せていませんでしたが、ここに来て遂に優勝を果たしました。

日本勢は4種目で決勝進出し、内1種目で優勝しました。優勝数こそ2015年には及びませんでしたが、総合的には素晴らしい結果となりました。
来年は奇数年なのでスディルマン杯が開催されます。前回と比べると、弱点であったミックスダブルスも補強され、優勝の可能性は更に高まったのではないでしょうか?かなり先の話ではありますが、スディルマン杯の結果に期待です!

試合結果はこちら

 

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