インドネシアマスターズ6日目 リリヤナ・ナッチル選手、感動の引退劇!

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女子ダブルスはタカマツペアが韓国のキム・ソヨン、コン・ヒヨンペアを破って優勝!インドネシアマスターズ2連覇を達成しました。
ひとまずランキングポイントの下落を防ぐことが出来たタカマツペア。次の大舞台は3月の全英オープン。昨年の成績はベスト8であり、ポイント上昇のチャンスです。これに対し、現在世界ランク1位の福島廣田ペアの昨年の成績は準優勝。今年の結果次第では世界ランク1位復帰も見えてきました。リオ五輪金メダリストのこれからに注目です。

男子シングルスはデンマークのアンデルス・アントンセン選手が桃田賢斗を破って優勝!自身初のワールドツアー優勝を果たしました!
アントンセン選手は今まで一番のパフォーマンスを発揮していたように思います。プレーも非常に安定しているだけでなく、ヘアピンに対するネットキル、サイドラインギリギリのスマッシュなどの精度が非常に高く、ラリーを有利に進めていました。
デンマークのシングルスはアクセルセン選手とアントンセン選手の2枚看板になりそうです。アジア勢が大半を占めるバドミントンでヨーロッパ選手は貴重です。世界の舞台でその活躍をアピールして欲しいですね!

男子ダブルスはギデオン・スカムルジョペアがアーサン・セティアワンペアとの同国対決を制して優勝!至近距離の勝負では苦戦する場面も見受けられましたが、総合的な実力では上回っていました。
ギデオン・スカムルジョペアは早くもワールドツアーで2回優勝。次の登場はおそらく全英オープンになるでしょう。3連覇のかかった大事な大会にどう挑むのか気になります。

女子シングルスは第1ゲーム前半にカロリーナ・マリン選手が膝の怪我で棄権し、サイナ・ネワル選手が優勝しました。
カロリーナ・マリン選手の怪我は非常に残念です。様子を見る限り、前十字靭帯断裂でしょうか?いずれにせよ、早期の回復に期待です。

普段は男子ダブルスが決勝の最後の試合になることが多いのですが、今回はリリヤナ・ナッチル選手の引退試合で今大会の最終試合が締めくくられました!
選手生活最後の試合ということで、ナッチル・アーマドペアはかなりの意気込みで臨んできたことでしょう。
第1ゲームは、リオ五輪金メダリストの実力をいかんなく発揮。終盤で追い上げを食らうも、21-18で逃げ切りました。
ここから、チェン・ファンペアが調子を上げてきて、第2ゲームを21-19で獲得。14-18という不利な状況から見事に逆転しました。
第3ゲームは、チェン・ファンペアがそのままの勢いで、じわじわとナッチル・アーマドペアを引き離し、21-16で勝利。今大会2連覇を達成しました。
この大会で、リリヤナ・ナッチル選手は選手生活に区切りを付けることとなりました。試合終了後には観客のスタンディングオベーションに包まれながら、対戦相手のチェン・ファンペアと抱擁を交わしました。試合の結果こそ勝利ではなかったものの、有終の美を飾ったことに違いはありませんでした!
BWFの記録上では、リリヤナ・ナッチル選手が国際大会の舞台に姿を現したのは2001年。実に18年半という非常に長い間世界で活躍し、バドミントンファンを楽しませてくれました!本当に今までお疲れさまでした!

試合結果はこちら

 

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