世界選手権7日目 数々の歴史的快挙が実現しました!

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月曜日から行われている世界選手権。
7日目は各種目の決勝が行われました。

第1試合の女子ダブルスは永原松本ペアと福島廣田ペアの試合が行われました。
第1ゲームは永原松本ペアが圧倒!長所である攻撃力の高さを生かして福島廣田ペアが調子を上げる前にゲームを奪いました。
第2ゲームからは福島廣田ペアも調子を上げ、永原松本ペアを大きく引き離し、一時18-13まで差を広げます。永原松本ペアもここから追い上げを見せ、20-20まで行きますが、ここは福島廣田ペアが踏ん張り、22-20でゲームを奪い、勝負はファイナルゲームにもつれ込みます。
ファイナルゲームも序盤接戦は続きますが、今度は永原松本ペアが福島廣田ペアを大きく引き離します。その後は福島廣田ペアが追い上げを見せますが、永原松本ペアが踏ん張って23-21で勝利。第2ゲームとは逆の展開となりました。
これで永原松本ペアは昨年に続く2連覇を達成しました!今年の優勝はSuper500のシンガポールオープンだけだったので少し心配していましたが、ここできっちり優勝してきました。今回の優勝で永原松本ペアは年末に行われるワールドツアーファイナルの出場権を獲得しました。これでワールドツアーファイナルの出場争いは昨年と同様福島廣田ペアとタカマツペアの争いになります。昨年はギリギリの所でタカマツペアが出場権を得ましたが、今年はどうなるのか楽しみです。

第2試合の女子シングルスは奥原希望選手がP・V・シンドゥ選手と対戦しました。
この試合は試合序盤からシンドゥ選手が圧倒!隙のないラリーを展開し、要所要所で自慢のスマッシュを打ちこみました。ラリーでは粘っていた奥原選手でしたが、シンドゥ選手のスマッシュを凌ぐことは出来ず結果は21-7 21-7という大差で終わりました。
この試合では攻撃力の差が試合を左右していた印象でした。奥原選手も普段はもっとスマッシュを凌いで相手のミスを誘っているだけに今回の展開は少し残念でした。しかし、大本命は来年地元に日本で行われる東京五輪。そこに向けてまた頑張って欲しいと思います。
シンドゥ選手は今回の優勝でインド勢初の世界選手権優勝を達成!バドミントン界の歴史に新たな1ページを刻みました!今までビッグタイトルをもう少しの所で逃していた彼女ですが、ここでようやくタイトルを獲得することが出来ました。以前から東京五輪優勝を勝ち取るのは彼女だという評判はありましたが、今回の優勝でその評判も更に現実味を増してきました。彼女が今後1年間どんな活躍をして東京五輪を迎えるのか楽しみです。

第3試合の男子シングルスは桃田賢斗選手がアンデルス・アントンセン選手を破り、今大会2連覇を達成しました!昨年の歴史的快挙から連続しての優勝は、桃田選手の実力の高さと大舞台での勝負強さを感じさせてくれますね。更に全試合をストレートで勝利し、世界に彼の強さを改めて知らしめました。
実際の試合では得意のシャトルコントロールでアントンセン選手を苦しめます。第1ゲームの序盤ではアントンセン選手が強打を決める場面もありましたが、その後は相手にチャンスを与えぬ手堅い守備を見せ、結果は21-9 21-3!最後のラリーでは見事なダイビングレシーブで勝利を決め、観客を大いに沸かせつつ優勝を決めました!決勝の試合で相手に12点しか与えていないというは全くの驚きです!世界選手権ではもちろん初めてお目かかりますし、上位の国際大会でもほとんど見たことはありません。前年以上の大差を見せて勝利してくれました桃田選手には本当に感動させてくれました。
アントンセン選手は攻撃時のミスがかなり多く、非常に勿体ない試合でした。決勝まではいい試合をしていたので、決勝の舞台でも同じようなプレーを見せていればもう少し点が取れたのではないでしょうか?彼はまだ決勝での試合経験も大舞台での経験もあまりないので、緊張して位のかもしれません。決勝がよくなかったとは言え、彼が最近力を付けているのは事実なので今後そういう場面になれて行けばもっといい試合が見られるようになるでしょう。
今回はシー・ユーチー選手を始め、上位陣の棄権が多かったこの種目。東京五輪ではもっとこの男子シングルスのレベルは上がると予想されます。来年の五輪がどんな展開を見せるのか?今から注目ですね!

ミックスダブルスはチェン・シーウェイ、ファン・ヤチョンペアが2連覇を達成。対戦相手のプアヴァラヌクロー・テラタナチャイペアを圧倒しました。結果は21-8 21-12のストレート勝利でした。
普段から高速プレーで相手を圧倒するチェン・ファンペアでしたが、決勝ではいつも以上に素早い動きを見せていました。特にチェン・シーウェイの後衛は凄まじく、どこに返されても強力なスマッシュをあらゆるコースに打ち込んでいました。普段はチェン・ファンペアの猛攻を凌いでいるプアヴァラヌクロー・テラタナチャイペアも今回のチェン・ファンペアには対応しきれていませんでした。結果は21-8 21-12のストレート勝利でした。
ワールドツアーでもビッグタイトルでも圧倒的な強さを見せるチェン・ファンペア。このままだと東京五輪も圧倒的な成績で彼らが取っていってしまいそうですね。もちろん彼らのプレーは身体能力や技術などのあらゆる面で優れており、魅力的なラリーを見せてはくれるのですが、メダル争いなどを考えると先が予想できてしまうのが残念なところ。彼らの牙城を崩し、脅威を与えるようなペアが現れることを期待します!

男子ダブルスはインドネシアの大ベテラン、アーサン・セティアワンペアが優勝!保木小林ペアをファイナルゲームで破りました。
第1ゲームは保木林ペアの若々しく激しいプレーとアーサン・セティアワンペアのベテランの老獪なプレーが激突。互角の試合を展開しました。ゲーム後半は点差のつかない接戦が続きましたが、最後にゲームを取ったのはアーサン・セティアワンペアでした。
第2ゲームは序盤から保木小林ペアがじわじわと点差を付けていきます。11-5でインターバルを取ってからはアーサン・セティアワンペアが露骨に体力の温存を図りに来ました。まともにシャトルを取る姿勢を見せない二人に対し、主審から注意を受ける場面もありました。
ファイナルゲームではアーサン・セティアワンペアが温存した体力を存分に生かし、序盤で一気に保木小林ペアを引き離して主導権を握ります。保木小林ペアも懸命に追いつきますが、ゲーム終盤ではアーサン・セティアワンペアが更に点差を離しました。結果は25-23 9-21 21-15でアーサン・セティアワンペアの勝利。ペアでは2013年、2015年に続く3度目の世界チャンピオンに輝きました。アーサン・セティアワン両選手はそれぞれ31歳と35歳。セティアワン選手は誕生日に世界王者に返り咲く非常にめでたい日となりました。
セティアワン選手はマルキス・キド選手と組んで2007年にも優勝しているので、選手個人としては4回目、歴代2位となります。更に35歳0か月というのは世界チャンピオンの中では最年長!他に例のない唯一無二の業績を手にしました。来年の東京五輪まで実力を維持できるのかはわかりませんが、他のペアとは異なる戦術と戦略は非常に魅力的なので二人には是非東京五輪に出て欲しいと思います。
保木小林ペアは本当に惜しい所でした。本当に少しのミスが勝敗を分ける結果となってしまいました。しかし、このペアの最近の成長は著しく、まだまだチャンスはあります。インドネシアオープンではベスト4、今回は準優勝と着々と業績を伸ばしており、世界ランキングも来週にはトップ10入りを果たす予定。五輪の出場枠争いにこのペアも入ってきました。日本男子ダブルスの五輪出場は嘉村園田ペアと遠藤渡辺ペアで決まりかと思っていましたが、保木小林ペアの様子を見るに、そこもわかりませんね。今後の五輪レースから目が離せません!

今回の世界選手権では新たな歴史的快挙が実現しましたが、更なる快挙の出現も予想させるものでした。
今回2連覇を達成したのは桃田選手、永原松本ペア、チェン・ファンペア。世界選手権は連覇の非常に少ない大会で、最高記録は男子シングルスが3回、多種目は2回となっています。来年は東京五輪があるので世界選手権は開催されませんが、2年後に更なる連覇が達成された場合、また新たな記録が生まれることになります。次回の世界選手権がどうなるかはわかりませんが、2年後の世界選手権も楽しみですね!

試合結果はこちら

 

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