韓国マスターズ6日目 世代交代の兆し!?

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火曜日から行われている韓国マスターズ。
6日目は各種目の決勝が行われました。
現在まで、日本勢は3人(組)が勝ち残っています。

第1試合はミックスダブルス。
タン・チュンマン、テ・インセットペアとゴー・スンファット、ライ・シェボン・ジェミーペアの試合でした。
第1ゲームはタン・テペアが序盤からじわじわとゴー・ライペアを引き離して21-14でゲームを奪いました。
第2ゲームは前半でタン・テペアが差をつけるも、ゴー・ライペアも負けじと対抗、12-12の接戦となりました。しかし、ここからタン・テペアが一気に連続得点を重ね、21-15で勝利を収めました。
アジア大会銀メダリストの香港ペア。今年は出場がなかった時期もありましたが、順調に調子を上げているようです。
ワールドツアーファイナルには出場しないので、今年見られる試合はこれが最後になります。
来年の活躍に注目です。

第2試合は女子シングルス。
アン・セヨン選手とスン・ジヒュン選手の対戦でした。
試合は第1ゲームからアン・セヨン選手がリード。17歳とは思えない多彩なショットを見せて、スン・ジヒュン選手を追い詰めました。
勢いは止まらず、そのまま勝利。見事地元優勝を飾りました。
この優勝でアン・セヨン選手のランキングポイントは60000を突破!順位も9位に浮上する予定です。
ますます勢いを増す17歳の若手、アン・セヨン選手。今後も目が離せませんね!

第3試合は男子シングルス。常山幹太選手とリン・ダン選手の対戦。
第1ゲームは接戦が続きましたが、24-22というギリギリのスコアで常山選手が奪いました。
第2ゲームは常山選手が一気に差をつけ、21-12で勝利。常山選手はこれで昨年のタイオープン以来の優勝を勝ち取りました。
リン・ダン選手は残念ながらワールドツアーファイナル出場を逃しました。ポイントを稼ぐ大事なチャンスだっただけに、今後のレースは厳しい展開を迎えそうです。

第4試合は女子ダブルス。
タカマツペアと松山志田ペアの試合でした。
試合はベテランのテクニックに優れるタカマツペアと高い身体能力でどんどん攻撃する松山志田ペアという対照的なスタイルのぶつかり合いになりました。
スタイルは違えども、スコアの展開は接戦。どのゲームも僅差になっていました。
結果は15-21 21-17 21-18で松山志田ペアの勝利。世代交代の兆しを感じさせる勝利でした。
松山志田ペアは非常に調子がよさそうですね。今大会で消費した体力が全日本総合にどこまで響くのかは気になるところですが、ひとまず若手世代の代表として、このペアには頑張って欲しいと思います。
タカマツペアは下の世代の台頭で少しずつ現在の地位を脅かされつつある印象です。しかし、このまま消えていくのも寂しい話なので、どこかで調子を取り戻して欲しいですね。

第5試合は男子ダブルス。ゴー・V・シェム、タン・ウィーキョンペアとリー・ヤン、ワン・チーリンペアの試合です。
この試合は攻撃的なリー・ワンペアと固い守備を誇るゴー・タンの真っ向勝負となりました。
第1ゲームは互角の展開。どちらも一歩も引かない戦いが繰り広げられました。
第2ゲームは序盤にゴー・タンペアがリード、その後すぐにリー・ワンペアが追いついた後は、接戦が続きました。
ゲーム終盤では20-18でリー・ワンペアがマッチポイントを握るも、そこからゴー・タンペアが4連取で逆転しました。
ファイナルゲームも接戦の展開は変わりませんでした。最後は21-19でリー・ワンペアがゲームを奪い、勝利を収めました。どちらも得意な部分はあれど、他の部分でも優れたプレーを見せており、面白い試合になっていました。
リー・ワンペアは、12月のワールドツアーファイナルの出場を既に決めています。来月はどのような活躍を見せるか楽しみです。
ゴー・タンペアは優勝を逃したため、ワールドツアーランキングは9位。非常に惜しい所で出場を逃してしまいました。マレーシアはチア・アーロン、ソー・ウォイイックペアが出場するため、今回優勝を逃したことで、五輪レースも少し不利になりそうです。

決勝の内、年齢差のある対戦では、若い選手が勝っており、世代交代の兆しを感じました。もしかしたら、東京五輪以降はトップ選手が様変わりする可能性もありそうですね。若い世代の活躍から目が離せなくなりそうです。

試合結果はこちら

 

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