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火曜日から行われているジャパンオープン。
5日目は各種目の準決勝が行われました。
現在まで、日本勢は4人(組)が勝ち残っています。
登場した日本勢は同国対決以外は全て勝利しました。
桃田賢斗選手は現世界ランク1位でライバルでもあるヴィクター・アクセルセン選手と対戦。どちらもかなり慎重に様子を窺いながらラリーを進めていました。上記の展開が第2ゲーム中盤まで続きましたが、アクセルセン選手の調子が崩れてからは桃田選手が圧倒!結果は21-18 21-11で試合に勝利し、決勝進出を決めました。
女子シングルスは奥原希望選手と大堀彩選手の日本勢同士の試合が実現。試合はお互いの実力をそのまま発揮した試合になりました。奥原選手は持久力と粘りを、大堀選手は長身からの攻撃が特徴的でした。結果は実力で勝る奥原選手が21-12 21-12で圧倒しました。明日の決勝では世界女王のカロリーナ・マリン選手と対戦します。
女子ダブルスは福島廣田ペアが第4シードのポリー・ラハユペアと対戦しました。どちらも持久戦を得意とするペアだったこともあり、ロングラリー連発の長期戦となりました。
結果は21-12 21-18のストレートで福島廣田ペアが勝利しましたが、試合時間はなんと68分!ファイナルゲームに行かなくて本当に良かったと思います・・・
明日の決勝ではアジア大会チャンピオン、中国のチェン・チンチェン、ジア・イーファンペアと対戦します。
今日の試合は面白い試合が後半に集中していたような印象でした。
男子シングルスはノーシード同士の選手による大激戦が展開されました!組み合わせはタイのコーシット・ペトプラダブ選手と韓国のイ・ドンクン選手。特別注目していた試合ではありませんでしたが、ここまで壮絶な試合になるとは思ってもいませんでした。
タイのペトプラダブ選手はとにかく攻撃的で、球が後ろに上がったら素早く後ろに下がり、強烈なジャンピングスマッシュをどんどん打っていました。対するイ・ドンクン選手も激しい攻撃を凌ぎつつ、小さな隙を見つけてどんどん攻撃していました。ここまで攻撃的なシングルスの試合は本当に何年ぶりでしょうか?シャトルも選手もどんどん動いて、非常に見ごたえのある試合でした。試合の勢いは第2ゲームになって僅かに衰えましたが、概ね変わらぬ試合を展開。結果は再序盤から果敢に攻め続けたペトプラダブ選手が21-12 21-16で勝利!
明日の決勝では桃田選手と対戦します。24歳の同年齢対決の行方はどうなるのか気になります!
面白いのは男子シングルスだけではありません!
男子ダブルスは破竹の勢いで格上を破り続けてきた中国の若手、ヘ・ジンティン、タン・シャンペアが現最強ペアのギデオン・スカムルジョペアと対戦しました。どちらも低空戦を得意としており、今日の試合でも低空ラリーの熱戦が繰り広げられました。
第1ゲームはギデオン・スカムルジョペアが世界一の実力を見せつけるも、ヘ・タンペアも食らいついていき、最終的に21-16でギデオン・スカムルジョペアが第1ゲームを奪いました。第2ゲームは中国の若手が反撃を仕掛けてきました。大まかな展開こそ同じでしたが、今度は中国側が序盤からリードし、どんどん点差を広げていきました。ギデオン選手のディフェンスが安定していなかったため、そこでかなり点差を付けられていました。第2ゲーム後のインターバルではギデオン選手がテーピングを直す場面も見られたので、もしかしたら本調子ではなかったのかもしれません。第3ゲームはギデオン選手が持ち直してきた上に、戦術を少し変えてきたためギデオン・スカムルジョペアが圧倒。中国ペアにもミスが目立つようになり、試合は21-16 14-21 21-13でギデオン・スカムルジョペアの勝利となりました。明日の決勝では中国の1番手、リ・ジュンフィ、リュー・ユーチェンペアと対戦します。こちらは台湾のチェン・フンリン、ワン・チーリンペアに勝利していますが、力を温存して勝利してきています。決勝ではお互いに力を出してくると思うのでより今までとは違って試合が予想されます。戦術の引き出しの多い2ペアだけに、試合がどんな様相を見せるかはわかりませんが面白い展開に期待です。
今日の試合を見ると、参考になる試合と面白い試合はまた別なんだと感じました。球を回して様子を見るような試合は、バドミントン経験者には参考になるかもしれませんが、初心者や観戦専門の人には面白さが伝わりにくいような気がします。今年はスコアシステムの変更についての話し合いが行われ、結局現行ルールが維持されましたが今後の試合によっては再びスコアシステムの話が出てくるかもしれませんね。
試合結果はこちら
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