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火曜日から行われている中国オープン。
6日目は各種目の決勝が行われました。
男子シングルスは桃田選手が登場!
インドネシアのアンソニー・シニスカ・ギンティング選手との対戦でした。
ここ最近は桃田選手が凄い勢いを見せていますが、直近での対戦ではファイナルでギンティング選手が勝利している状況で、試合の行方が気に合っているところでした。
結果は23-21 21-19でギンティング選手が勝利。桃田選手を連続で破りました。
内容は最近ではトップクラスに面白い試合だったのではないでしょうか?二人とも普段以上に積極的に攻撃をしており、また、守備も冴えていたため、普通は見られない面白いコース取りや展開が見られました。また、シングルスとは思えないような激しいドライブ勝負が展開され、新鮮な気分で試合を見ることが出来ました。最近は注意深く様子を見る展開が多くて少し退屈でしたが、こういう試合があると非常に楽しめますね。
試合結果から、来週のランキング更新で桃田選手の世界ランク1位が決まります。これはおそらく日本男子シングルス勢初の大快挙です!また桃田選手が日本男子シングルス勢史上初の記録を更新してしまいました。彼のこれからの活躍にますます期待が高まります!
ギンティング選手も準優勝の為、ランキングが大幅に上がります。現在13位の彼ですが、来週にはトップ10入りを果たします。ギンティング選手も最近勢いがあるので、この勢いを止めずに頑張って欲しいですね。
女子ダブルスは日本勢同士の対決となりました。
タカマツペアと永原松本ペアの試合は男子シングルスと比べるとあっさりした展開でした。
永原松本ペアはいつもよりミスが少し多い印象で、普段見られる超ロングラリーはあまり見られなかったのが少し残念でした。
結果は21-16 21-12でタカマツペアの勝利。マレーシアオープン以来の優勝を勝ち取りました。
タカマツペアは永原松本ペアにこれまで1勝3敗と負け越していた上に直近でも負けていたので形勢は少し不利かと思っていましたが、そんな状況を跳ね除けてストレート勝利を見せてくれました。女子ダブルスは日本勢が最も強い種目であるため、オリンピックレースの国内競争は激しくなりそうです。誰が出場権を獲得するのか?今から戦いは始まっています。
ミックスダブルスはチェン・シーウェイ、ファン・ヤチョンペアが優勝!同郷のツァン・ナン、リ・インフィペアをストレートで破っての勝利でした。これでこのペアは今年6回目の優勝。もうこのペアの勢いは誰にも止められません!個々の能力が非常に高いうえにコンビネーションも問題ないのではなかなか太刀打ちできませんね。ランキングポイントも100000を超え、圧倒的な成績を収めています。少なくとも今年のワールドツアー年間最多優勝記録は間違いないでしょう。
この後も出場義務のある大会だけでもあと5大会あります。
それらの大会での活躍にも期待大ですね!
女子シングルスはカロリーナ・マリン選手が地元中国のチェン・ユーフェイ選手を破っての優勝!自慢のスピードでチェン・ユーフェイ選手をどんどん追い詰めていました。チェン・ユーフェイ選手も相手を動かすのは得意な選手ですが、今回は普段のような余裕があまり見られませんでした。
マリン選手のスピードには本当に驚かされます。
男子ダブルスは地元の若手選手が台頭してきていました。
決勝まで勝ち進んだのは一昨年の世界ジュニア王者、ハン・チェンカイ、ツォウ・ハオドンペア。今大会では圧倒的世界1位のギデオン・スカムルジョペアを破る大金星を挙げつつここまで来ていました。簡単に球を上げない低空ラリーを多用し、相手に攻撃のチャンスを与えず、攻めの状態を上手く維持していました。
対戦相手は今年のヨーロッパチャンピオン、キム・アストラップ、アンデルス・スカーラップ・ラスムセンペア。こちらも低空戦を得意とするペアで、どんどんローテーションする大胆なプレーが特徴です。
実際の試合でも、両ペアの得意分野を生かした低空戦が展開されました。第2ゲームでは中国の二人が勢いを見せる場面もありましたが、基本的にはミスの少ないデンマークの二人が点を重ね、勝利を手にしました。これで二人はヨーロッパ選手権以来、上位のツアー大会では初となる優勝を達成しました。来週にはランキングもベスト8以内に入り、本格的にトップ選手の仲間入りを果たします。選手寿命の長いデンマークでは26歳と29歳の彼らもまだまだ若手なので、今後の活躍が期待できます。
試合結果はこちら
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