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前回からの続きです(その1)。
男子ダブルスは嘉村園田ペア、遠藤渡辺ペア、井上金子ペアに注目です。
これらのペアはいずれも世界選手権前の一連のワールドツアーで決勝に勝ち進んでいます。更に、プレースタイルも異なっているので、いろいろな相手にも対応が出来る所もいいですね。人数が多い分、優勝のチャンスも多くなるので頑張って勝ち上がって欲しいところです。
この種目の優勝候補は間違いなくインドネシアのギデオン・スカムルジョペアでしょう。誰も太刀打ちできない圧倒的スピードを持つスカムルジョ選手の前衛と、どんな位置、体勢からでも強力なショットを連打できるギデオン選手の後衛が合わさって凄まじい強さを発揮しています。昨年はイ・ヨンデ選手が持っていたスーパーシリーズ年間最多優勝記録と決勝進出記録を同時に塗り替えました。昨年の世界選手権以後の12試合で決勝に進出しなかったのはマレーシアオープンただ一つ!それも地元優勝を狙っての早期撤退と考えられるので実力の高さがうかがえます。
昨年の世界選手権で彼らの勢いを止めたのはチャイ・ビャオ、ホン・ウェイペアですが、二人はもうペアを解散してしまいました。代わりに彼らを止めるペアが現れるのか、それともギデオン・スカムルジョペアが実力通り優勝を勝ち取るのか?非常に注目が集まりますね!
女子ダブルスは日本勢の優勝の可能性が最も高い種目でしょう。
今大会に出場するのは福島廣田ペア、タカマツペア、田中米元ペア、永原松本ペア。どのペアもトップ10入りしており、更に上位3ペアはトップレベルの大会で何度も優勝している真の実力者です。順調に勝ち上がれば2回戦でタカマツペアと永原松本ペアが、準決勝で福島廣田ペアと田中米元ペアが対戦します。今年は本当に強いので、もしかしたら金銀銅全てのメダルを獲得できるかもしれませんね。日本女子ダブルスは1977年、第1回大会以来の優勝を狙います。
これに対抗できる海外勢は限られてくると思いますが、何が起こるか分からないのが世界選手権です。昨年の世界チャンピオンのチェン・チンチェン、ジア・イーファンペアはマレーシアオープンで準優勝した程度であまり安定した活躍を見せていませんが、重要なタイトルでは底力を見せてきます。
特に、今年は自国開催とあって、今まで一番のモチベーションで臨んでくるでしょう。後は、インドネシアのポリー・ラハユペアでしょうか?グレイシア・ポリー選手はアジア大会のチャンピオン。更にベテランともあって、大きな大会でも安定したプレーを見せてくるでしょう。ダイナミックなプレーのラハユ選手と上手く噛み合えば、優勝の可能性も十分考えられます。こちらにも注意が必要です。
ミックスダブルスは全英チャンピオンの渡辺東野ペアの動向に注目です。
現在までのところ安定した活躍は見せていませんが、ここ一番のパワーには目を見張るものがあります。どちらも21歳の若手ですが、既に全英優勝を経験しており、あの時の勢いを見せられれば優勝も夢ではありません。二人の爆発力に期待ですね!
海外勢一番の注目選手はナッチル・アーマドペアでしょう。
昨年の世界チャンピオンであり、現世界ランク1位でもある二人はペア3度目の優勝を狙います。また、リリヤナ・ナッチル選手は今回優勝すれば個人で5度目の優勝となります。
アジア大会での引退を表明した彼女がどんな戦いを見せるのかに注目です!
しかし、ミックスダブルスは実力が伯仲した激戦区でもあります。中国のチェン・シーウェイ、ファン・ヤチョンペアや香港のタン・チュンマン、テ・インセットペアなど、優勝の可能性があるペアは多くいます。非常に面白いプレーを見せるペアなのでこちらにも注目です!
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