オーストラリアオープン6日目 元世界王者、完全復活!

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火曜日から行われているオーストラリアオープン。
6日目は各種目の決勝が行われました。
日本勢は1人(組)が優勝を達成しました。

第1試合は女子ダブルス。福島廣田ペアがアジア大会女王のチェン・チンチェン、ジア・イーファンペアと対戦しました。
第1ゲームは福島廣田ペアが素早い攻撃で出遅れたチェン・ジアペアを圧倒!21-10という大差で1ゲームを奪いました。
第2ゲームは点差こそ縮まりましたが、福島廣田ペアの勢いを止めるには到らず、そのまま勝利を決めました。
激しい争いが予想される女子ダブルスですが、今のところは互角といった印象。本格的な勝負は高ランクの大会が始まる来月以降になるでしょう。女子ダブルスの今後に注目です。

第2試合の男子ダブルスは嘉村園田ペアが元世界王者のコ・スンヒュン、シン・ベクチョルペアと対戦。
第1ゲームはコ・シンペアが嘉村園田ペアを圧倒。強気なプレーで21-11でゲームを奪いました。
第2ゲームは嘉村園田ペアも少しずつ対応を始めましたが少し間に合わず、結果は21-17でコ・シンペアがゲームを奪い、勝利を収めました。

今回はコ・シンペアのテクニカルなプレーが目立った印象でした。ラリー中のあらゆる場面でカットやリバースカットを駆使し、嘉村園田ペアを苦しめていました。今まではもっと単純なプレーをしていたペアの印象でしたが、今回は非常に面白い試合を見せてくれました。シード選手を3度破る素晴らしい活躍を見せたコ・シンペア。五輪出場に向けて大きく前進です。
嘉村園田ペアはなかなか前衛が球を触ることが出来なかったのが少し残念でした。ドライブ勝負がメインの嘉村園田ペアにはかなりきつい展開だったと思います。今回はランクのそこまで高くない大会だったのが救いでしょうか?来月は高ランクの大会が多いのでそちらで頑張って欲しいと思います。

第3試合の女子シングルスは元世界女王の奥原希望選手が登場。チェン・ユーフェイ選手と対戦しました。
第1ゲームはお互いがお互いを大きく動かすハードな展開を見せました。動きの速さには双方大きな違いはありませんでしたが、奥原選手の方が多く動かされていたため、若干ミスが増え、結果は21-15でチェン・ユーフェイ選手が取りました。
第2ゲームではチェン・ユーフェイ選手が圧倒。動きが鈍った奥原選手に対して更に厳しいコースを突いてきました。
最後は21-3で勝利。圧倒的な大差を付けて勝利しました。

第4試合の男子シングルスはアンソニー・シニスカ・ギンティング選手とクリスティー・ジョナサン選手のインドネシア対決。この試合はどちらも積極的に攻撃を仕掛け、激しい打ち合いを見せていました。
第1ゲーム、第2ゲームは共に前半はジョナサン選手が大きく離し、後半にギンティング選手が追いつく展開でした。
第1ゲームはジョナサン選手が前半に5点差をつけ、そのままリードを維持。第2ゲームに同程度の点差を付けますが、このゲームではギンティング選手が5連続ポイントを連続で出し、一気に逆転します。
ファイナルゲームは前半までは接戦が続きましたが、後半はジョナサン選手が一気に引き離し21-14で勝利。ニュージーランドオープンに続くワールドツアー2週連続優勝を達成しました。

最後の試合はミックスダブルス。ワン・イルユ、ファン・ドンピンペアとジョルダン・オクタヴィアンティペアの試合。
第1ゲームは序盤から激しいラリーを展開。特に女子選手は前衛で素早くシャトルを捌いていました。
第2ゲームはジョルダン・オクタヴィアンティペアのミスが増えたため、ワン・ファンペアが点差を広げていきました。
最終的な結果は21- でワン・ファンペアの勝利!中国勢の強さをアピールしました。
ジョルダン・オクタヴィアンティペアは先月のニュージーランドオープンに続き2大会連続の準優勝となりました。ナッチル・アーマドペアが解散してからなかなかインドネシアのミックスダブルスは優勝が出来ませんね。この点は少しに残念に思います。

今月は24日から30日にヨーロッパ大会が開催されるため、ワールドツアーは7月以降になります。来月はSuper300以上に限ってもUSオープン、インドネシアオープン、ジャパンオープン、タイオープンの4週連続、ワールドツアー全体では7週連続で更に世界選手権が休みなしにで開催されます。それぞれの選手がどのような戦略でこれらの大会に臨むのかも注目です。

試合結果はこちら

 

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