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火曜日から行われているヨーロッパ選手権。
6日目は各種目の決勝が行われました。
今大会は圧倒的大差がつく試合が多く見られました。
決勝の舞台で圧倒的大差がつくことはありますが、半分以上がそのような勝負で占められるのは珍しいのではないでしょうか?
第1試合の女子ダブルスはストエヴァペアとレーフェル、トランペアの試合。結果は21-12 21-10でストエヴァペアの勝利。自身初のヨーロッパチャンピオンに輝きました。このペアは千葉で行われた世界ジュニアで現地観戦して以来注目していたペアなのでこうしてヨーロッパチャンピオンになる所を見られて本当に感動しました。出来ればユール・ペダーセンペアとの試合が見たかったのですが、それはまた別の機会に期待ですね。
第2試合は女子シングルス。リオ五輪金メダリストのカロリーナ・マリンとエフジェニヤ・コセツカヤ選手の試合。マリン選手が決勝に上がってくるのは予想していましたが、コセツカヤ選手は予想していませんでした。確かに最近はグランプリで優勝するなど、実力を上げているのは見ていましたが想像以上の成長を見せています。第1ゲームは21-15でマリン選手が奪取。少しいい勝負をするかと思いましたが、第2ゲームはマリン選手が実力を見せつけ21-7の大差で決着。これでマリン選手は4連覇を達成しました。今年の世界選手権が楽しみですね。
第3試合は男子シングルスはヴィクター・アクセルセン選手とラジフ・オウセフ選手の試合。世界チャンピオンとヨーロッパチャンピオンの試合となりましたが、結果はアクセルセン選手の圧勝。オウセフ選手を全く寄せ付けず、危なげない勝利を収めました。もはやヨーロッパに彼の敵はいないのではないでしょうか?同年代の桃田選手もアジア選手権で優勝を果たしており、桃田-アクセルセン時代が幕を開けたのではないでしょうか?非常に長い間リン・ダン、リー・チョンウェイ時代が続いていたため、新しい時代が来たことは非常にうれしい限りです!
第4試合は男子ダブルスデンマーク同士の対決でした。
組み合わせはアストラップ・ラスムセンペアとペターセン・コールディングペア。デンマーク男子ダブルスの層の厚さを示す組み合わせです。大きな実力差はないので、接戦を期待していたのですが、第1ゲームでペターセン・コールディングペアが棄権。そのままアストラップ・ラスムセンペアの優勝が決まりました。決勝の試合が棄権で終わってしまったのは残念ですが、試合自体は楽しく見られました。早い復活を願っています。
第5試合のミックスダブルスはアドコックペアとクリスチャンセン・ペダーセンペアの試合。アドコックペアは長年組み続けているベテランペア。対して、クリスチャンセン・ペダーセンペアはニールセン選手の怪我により結成された割と新しいペアでした。個人の実力ではほとんど差がないと思いますが、コンビネーションの差が勝負を決めたのではないでしょうか?結果は21-18 17-21 21-18の大激戦。決勝の試合では一番の接戦となりました。ヨーロッパのミックスダブルスアジアと戦術が少し異なるので、ヨーロッパの選手にはぜひ活躍してほしいと思います。これからトマス杯などの国際大会がどんどん開催されるので、ヨーロッパのミックスをアジアなど他地域の選手に見せつけて欲しいです!
試合結果はこちら
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