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水曜日から行われているマレーシアオープン。
6日目は各種目の決勝が行われました。
男子シングルスは桃田賢斗選手とリー・チョンウェイ選手の対戦。前回のトマス杯での勝負は桃田選手が勝利していましたが、今回はチョンウェイ選手の地元マレーシアでの試合となりました。観客のほぼすべてがチョンウェイ選手の熱狂的なファンという環境で桃田選手にとってはかなり異質だったのではないでしょうか?試合は二人のコントロールと守備力の高さのため、長時間のラリーの応酬となりました。二人とも自分実力を出し切っての戦いだったと思います。特に、リー・チョンウェイ選手は普段はあまり見せないショットをどんどん出していました。このようなショットは本当に大事な場面でしか見せないため、桃田選手は本当に素晴らしいプレーをしてチョンウェイ選手を追い詰めていたということですね!結果は21-17 23-21でチョンウェイ選手がストレートで勝利!この優勝でチョンウェイ選手はマレーシアオープン12回目の優勝を達成しました!単一の種目でここまでの回数優勝するのは100年を超える全英オープンでも見られません。まさしく前人未到の境地といえるでしょう!現在までも数多くの伝説を作ったリー・チョンウェイ選手ですが、今日の優勝で更に伝説を生みだしてくれました。マレーシアの英雄にしてバドミントン界のスーパースター、ダト・リー・チョンウェイ選手のこれからの活躍に期待です!!
女子シングルスはタイ・ツーイン選手が優勝。ユーバー杯から調子を上げているヘ・ビンジャオ選手をストレートで破りました。第1ゲームは接戦になりましたが、第2ゲームは11-1でインターバルを迎え、21-11と大差で勝利。いつ見てもバランスの取れた素晴らしい選手です。この優勝でランキングポイントは90000を超えます。更にレベル2のインドネシアオープンや世界選手権が控えており、ポイントが100000を超える日も遠くなさそうです。
男子ダブルスは嘉村園田ペア対、遠藤渡辺ペアの試合。昨年の全日本総合の再現となりました。この時は遠藤渡辺ペアが勝利しましたが、今回は嘉村園田ペアがリベンジを果たしました。遠藤選手はスーパーシリーズ時代に成し遂げられなかった優勝がかかった大事な試合でもありしたが、残念ながら勝利を勝ち取ることはできませんでした。この試合で嘉村園田ペアは11000、遠藤渡辺ペアは9350ポイントをそれぞれ獲得。嘉村園田ペアは4位に、遠藤渡辺ペアも20位前後に上がる予定です。
女子ダブルスはタカマツペアが世界チャンピオン、中国のチェン・チンチェン、ジア・イーファンペアにストレートで勝利。インドネシアマスターズに続く今年2回目のワールドツアー優勝を勝ち取りました。対戦成績で負け越している中国の二人に対し21-12 21-12と大差で勝利しました。これでチェン・ジアペアは世界1位に、タカマツペアは世界2位になります。
ミックスダブルスはワン・イルユ、ファン・ドンピンペア対チェン・シーウェイ、ファン・ヤチョンペアの中国対決。かなりの接戦を展開していましたが、最後に勝ったのはチェン・ファンペア。チェン・シーウェイ選手は昨年に続く連覇となりました。これでミックスダブルスの世界ツートップは中国になります。一時期は他の国が1位になっていましたが、またしてもミックスダブルスは上位を中国勢が占拠することになりました。やはり安定して男女共に強い選手がコンスタントに出てくる中国は強いですね。
試合結果はこちら
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