ジャパンオープン6日目 桃田選手、2連覇達成!

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火曜日から行われているジャパンオープン。
6日目は各種目の決勝が行われました。

第1試合は女子シングルス。山口茜選手と奥原希望選手の日本勢対決でした。
試合を通じて山口選手は積極的に攻撃を仕掛け、奥原選手は得意のディフェンスで凌ぐ展開になりました。山口選手はいい攻撃が何度も決まり、じわじわと奥原選手を離して行きました。
結果は21-13 21-15で山口選手の勝利しました。どちらもいいラリーをしていましたが、流石に連戦の疲れがあるのか2ゲーム目はフットワークが落ちていました。来週もタイオープンがありますが、世界選手権が違いこの時期なので、無理をしないで頑張って欲しいと思います。
山口選手はこの優勝で11000ポイントを獲得。来週には昨年の4月以来となる世界ランク1位に復帰できそうです。奥原選手は昨年と同じ成績だったのでランキングポイントはそのままです。

女子ダブルスは世界女王の永原松本ペアと韓国のキム・ソヨン、コン・ヒヨンペア。この試合はかなり一方的な展開となりました。
第1ゲームからキム・コンペアが自慢の攻撃力で永原松本ペアを圧倒しました。特に、コン・ヒヨン選手のスマッシュはかなりの威力があり、永原松本ペアに安定したレシーブをさせませんでした。また、ドライブやプッシュなど、スマッシュ以外でも積極的に攻撃を仕掛けて主導権を握り続けました。永原松本ペアも球が上がった時はスマッシュで攻撃をしていましたが、キム・コンペアの攻撃的なレシーブで攻守を入れ替えさせられる場面も見られました。
結果は21-12 21-12でキム・コンペアが勝利!世界女王を圧倒的大差で破りました。現在13位のキム・コンペアは今回の優勝で世界ランクトップ10入りを果たします。とてつもない勢いでランキングを上げる二人。韓国の1番手になる日も遠くはなさそうです。

男子シングルスは桃田賢斗選手がクリスティー・ジョナサン選手と対戦しました。世界王者とアジア大会王者の対戦となりました。
ジョナサン選手は序盤から積極的にスマッシュを使って攻撃をしていました。しかし、桃田選手は得意の守備でしっかりと凌いでいました。第1ゲームは桃田選手が守り切り、第2ゲームは桃田選手がより攻撃的なプレーを見せ、ジョナサン選手を圧倒。21-16 21-13で勝負を決めました。
この試合はジョナサン選手にもったいないミスが多く見られ、その点が残念でした。ショットの精度の低さで詰められる場面はあまりなかったので、ミスがなければもっといい勝負になっていたと思います。
桃田選手はこれで昨年に続く2連覇を達成しました。やはり地元の選手が勝つのはいいものですね。ジャパンオープンの最多優勝記録保持者は現在日本代表チームの総監督を務めるパク・ジュボン選手。計9回の優勝を挙げています。桃田選手には是非この記録を超えて欲しいと思います。桃田選手は現在24歳なので最短だと32歳で単独最多優勝になる計算となります。

ミックスダブルスは中国のワン・イルユ、ファン・ドンピンペアとインドネシアのジョルダン・オクタヴィアンティペアの試合。
こちらはかなりのハイスピードな勝負となりました。どちらのペアも簡単にはロビングを打たず、低い展開でラリーが展開されました。どちらのペアもドライブが非常に上手く、互角の勝負が続きました。
勝敗を分けたのはミスの数でした。中国の二人はショットの厳しさと精度を両立させていましたが、インドネシアの二人は少しミスが見られました。結果は21-17 21-16でワン・ファンペアの勝利!昨年の準優勝の記録を超え、優勝を勝ち取りました!
今ミックスダブルスを牽引するのは中国の2ペア。どちらかが途中で敗退してももう片方が優勝を取ってきますね。現状を見るに、東京五輪でも中国が優勝する可能性は高そうです。他国のペアがこの2ペアを破るにはかなりの研究が必要そうです。

今大会最後の試合は男子ダブルス。先週のインドネシアオープンに続く、インドネシア対決となりました。
対戦カードはギデオン・スカムルジョペアとアーサン・セティアワンペア。インドネシアダブルスの新旧対決となりました。
この試合の特徴は驚異的な速さのラリー!ミックスダブルスもかなり速かったのですが、こちらはそれをさらに上回るスピードでした。あまりの速さに目が追いつかないこともあるほどで、4人の実力をまざまざと見せつけられました。また、お互いに予測も優れており、決まったと思ったショットが決まらないことも珍しくありませんでした。
戦いは互角の状態が続きましたが、最終的に勝ったのはギデオン・スカムルジョペア。21-18 23-21の接戦を制し、見事3連覇を達成しました。
インドネシアの男子ダブルスはいつも面白い試合で、今回も会場にいた観客を魅了していました。今日のようなプレーを世界選手権でも見せてくれることを願ってやみません。

試合結果はこちら

 

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