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日曜日から行われているトマス杯・ユーバー杯。
8日目はトマス杯の決勝が行われました。
この日は日本男子が決勝の舞台に登場!強豪中国との対戦となりました。それぞれ4年ぶり、6年ぶりの優勝をかけて熱い戦いが繰り広げられました。
第1試合は桃田選手とリオ五輪金メダリストのチェン・ロン選手が対戦。元々大舞台に強い桃田選手と団体戦では実力が発揮できないことがままあるチェン・ロン選手と、対照的なタイプの二人。それがそのまま第1ゲームに現れたような気がしました。第1ゲームは21-9で桃田選手が奪取。ここからチェン・ロン選手も調子を上げてきます。しかし、桃田選手を止めることはできず、そのまま桃田選手が勝利しました。
第2試合は井上金子ペアが世界チャンピオンのリュー・チェン、ツァン・ナンペアと対戦。本来なら嘉村園田ペアが登場するところですが、変則的なペア構成をしたため、意外なカードが実現しました。内容は、実力の差が素直に出た様子でした。ストレートでリュー・ツァンペアが勝利。世界チャンピオンの実力を見せつけました。
第3試合は西本拳太選手が登場。元全英チャンピオンのシー・ユーチー選手と対戦しました。全英チャンピオンとはいえ西本選手も実力をどんどんつけており、勝利の可能性は十分あったと思います。実際、2ゲーム目は点差は大きく付かず、なかなかの接戦となりました。しかし、最後に勝ったのはシー・ユーチー選手。この勝利で中国は大手をかけました。
全体の勝敗を決めたのは第4試合。
この試合が最も意外で、そして白熱した試合でした!!
日本は嘉村園田ペア、遠藤渡辺ペアを崩して園田渡辺ペアを結成。元世界ランク1位のリ・ジュンフィ、リュー・ユーチェンペアに挑みました。試合は第1ゲームから激しい展開が続きました。渡辺選手以外の3人はドライブや大胆な読みを使った高速展開を得意とする選手。基本的な展開はかなり速かったのですが、そこで渡辺選手の左利きからのショットが生きていました。このおかげか、園田渡辺ペアは1ゲーム目を奪いました。
2ゲーム目も状況は変わりませんが、これを取ったのはリ・リューペア。勝負はファイナルゲームに持ち込まれます。
ファイナルゲームではリ・リューペアのコンビネーションが乱れる展開が多く見られました。先に園田渡辺ペアがマッチポイントを獲得。勝負は第5試合に持ち込まれるかと思われましたが最後に意地を見せたリ・リューペアが一気に逆転!
大激戦を制したリ・リューペアがそのまま中国勢の優勝を決めました。
日本は残念ながら準優勝となってしまいましたが、前回のベスト8からは躍進しました。桃田選手が復活したおかげで、シングルスをかなり有利に運ぶことが出来るようになったことが大きいでしょう。ダブルスも井上金子ペアが実力を伸ばしており、来年はダブルス1番手に上がりそうな勢いです。
現時点で世界最強の女子とチームの実力を伸ばしている男子が組む来年のスディルマン杯はどうなるのか?
来年のことながら、今から楽しみです!!
試合結果はこちら
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