福州中国オープン5日目 日本勢3種目決勝進出!

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火曜日から行われている福州中国オープン。
5日目は各種目の準決勝が行われました。
現在まで、日本勢は3人(組)が勝ち残っています。

世界王者の桃田選手はリオ五輪金メダリストチェン・ロン選手と対戦!
どちらも精度の高いショットを打っており、非常に高いレベルで試合が展開されていました。
結果は19-21 21-17 21-17で桃田選手の勝利!試合時間97分とかなりきつい戦いになりました。
明日の相手は台湾のチョウ・ティエンチェン選手。
こちらは地元中国のシー・ユーチー選手を21-11 21-10であっさり破っており、体力的にも桃田選手よりは余裕があるのではないでしょうか?
桃田選手が決勝までにどれだけ回復できるかが勝敗を分けるかもしれませんね。

女子ダブルスは永原松本ペアとタカマツペアが勝ち残っていました。
永原松本ペアは韓国のチェ・ユジュン、キム・ソヨンペアと対戦。
相手のペアは国際大会ではあまり組んだことのないペアでしたが、アグレッシブなプレーで永原松本ペアを苦しめていました。
しかし、永原松本ペアも世界女王の意地を見せ、相手に1ゲームも許すことなく勝利。
24-22 21-16で試合を終えました。
一方タカマツペアは一番手のイ・ソヒ、シン・スンチャンペアに敗退。
以前から強力なスマッシュを特徴とする韓国の二人でしたが、今回はいつも以上に攻撃の手を速めて攻めてきており、そこに苦しめられていた印象でした。
得点は21-16 21-12と第2ゲームは大きな差を付けられる結果となりました。
永原松本ペアが二人の仇を打ってくれることに期待です。

女子シングルスの奥原選手は地元中国のヘ・ビンジャオ選手と対戦しました。
完全アウェーの状態でしたが、奥原選手はそんな状況を全く問題とせ素晴らしいプレーを見せてヘ・ビンジャオ選手を翻弄しました。
なかなか上手くプレーすることが出来ないヘ・ビンジャオ選手は、次第にプレーが雑になっていった様子でした。
それを見て奥原選手が読みの精度を上げる、といった感じでどんどん点差を離していきました。
結果は21-13 21-13で奥原選手の勝利。明日は中国のチェン・ユーフェイ選手と対戦。
韓国オープン以来、今年3度目のワールドツアー優勝を狙います。

男子ダブルスはギデオン・スカムルジョペアとヘ・ジンティン、タン・シャンペアが決勝進出を決定。
準決勝の組み合わせはどちらもインドネシア対中国で、どちらも若い方のペアが勝利を収めました。
常州の中国オープンではハン・チェンカイ、ツォウ・ハオドンペアが決勝進出を果たし、決勝で敗れました。
今回の福州では中国が優勝を勝ち取ることが出来るのか?それともギデオン・スカムルジョペアが更にワールドツアー優勝記録を伸ばすのか?
試合の行方に注目です。

実は、今週の大会はアーサン・セティアワンペアにとって重要な大会でした。
現在、彼らのツアーランキングは10位。すぐ下の11位と12位にはインドネシアのペアが控えています。
今回の結果で11位のアングリアワン・ハルディアントペアとは8000ポイント、12位のアルフィアン・アルディアントペアとは9000ポイント程差を付けました。
これで同国の選手との争いにはほぼ勝つでしょう。後は全体で8位以内に入ればよくなりました。
世代交代が進んでいるとは言っても、ベテランが全くいなくなってしまうのもさみしいので、彼らにはワールドツアーファイナルに出場して欲しいと思います。

試合結果はこちら

 

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