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月曜日から世界選手権2019が始まります!
今大会、日本勢は19人(組)出場します。
男子ダブルスは嘉村園田ペア、遠藤渡辺ペア、保木小林ペア、井上金子ペアが登場。それぞれ第3シード、第5シード、第13シード、ノーシードとなっています。3回戦の相手はそれぞれヘ・ジーティン、タン・チャンペア、リュー・チェン、ツァン・ナンペア、ハン・チェンカイ、ツォウ・ハオドンペア、リ・ジュンフィ、リュー・ユーチェンペアです。
前者3ペアは特に問題なくここまでは勝ち進めそうですが、井上金子ペアは2回戦で第9シードのチア・アーロン、ソー・ウォイイックペアと対戦します。積極的に連続攻撃を繰り出し、更に高い守備力を併せ持つこのマレーシアペア。初めての対戦となるのでどんな戦いが見られるか楽しみです。
優勝の可能性が十分にあるのは嘉村園田ペアと遠藤渡辺ペアでしょう。準々決勝以降では次の相手に当たる可能性が高いです。
嘉村園田ペア:ハン・チェンカイ、ツォウ・ハオドンペア→リ・ジュンフィ、リュー・ユーチェンペア
遠藤渡辺ペア:リュー・チェン、ツァン・ナンペア→リ・ジュンフィ、リュー・ユーチェンペア→嘉村園田ペア
今回のドローで非常に残念だったのは両ペアともギデオン・スカムルジョペアと逆の山に入ってしまったことでしょう。
嘉村園田ペアと遠藤渡辺ペアの対ギデオン・スカムルジョペア戦の勝率はそれぞれ35%と50%。これに対し、リ・リューペア戦の成績はそれぞれ33%と42%で、リ・リューペアの方をより苦手としています。また、両ペアとも直近の勝負ではリ・リューペアに敗れており、今回も厳しい戦いを強いられるのではないでしょうか?しかし、勝ったことは複数回あるので十分チャンスはあります。両ペアには頑張って勝ち抜いて、史上初の男子ダブルス日本勢制覇を達成して欲しいと思います。
全種目中最も競争の激しいと言われる男子ダブルス。脅威となるペアも多く存在しています。
まずは今大会第1シード、インドネシアのギデオン・スカムルジョペア!間違いなく今大会の優勝候補の筆頭でしょう!後衛のあらゆる位置から強力なショットを打つギデオン選手と類稀なる芸術的な前衛のスカムルジョ選手。調子が出てくると手が付けられない強さになります。
2017年から圧倒的な強さを見せているこのペアですが、意外と世界選手権には恵まれていません。成績は一昨年、昨年共にベスト8というのは世界ランク1位の選手にしては意外です。今年の世界選手権では3度目の正直となるのか?トップシードの二人に注目です。
同じくインドネシアのベテラン、アーサン・セティアワンペアも忘れてはいけません。
このペアはロンドン五輪からリオ五輪の間にペアを結成。アジア大会や世界選手権等、数々の大会で優勝を手にしてきました。
リオ五輪以降はしばらくペアを解散していましたが、2018年にペアを再結成し、現在に至ります。
ペア結成後は今年の全英オープンで優勝、最近ではインドネシアオープンとジャパンオープンで2週連続の準優勝を果たし、世界ランク2位までランキングを戻してきました。試合ではベテランらしい絶妙な配球、戦術で他の選手を苦しめています。
このペアの厄介な所は試合中の戦術もそうなのですが、年間を通じた試合戦略にもあります。このペアは大舞台では普段使わないテクニックを使ってくることがあり、それが余計に相手を苦しめてきます。今年のツアーでも、アーサン選手はストレートのカットを、セティアワン選手はかつてよく使っていたドロップを使わずに戦ってきています。もしかしたら、これらのショットを再び使ってくるかもしれません。
今大会では2013年、2015年に続く3回目の優勝を狙うアーサン・セティアワンペア。彼らが見せる円熟味のあるプレーに注目です。
女子ダブルスは永原松本ペア、福島廣田ペア、タカマツペア、田中米元ペアが登場。日本勢優勝の可能性が一番高いのはこの種目でしょう。それぞれ第1シード、第2シード、第3シード、第8シードで、2回戦以降で予想される対戦相手は以下の通りです。
永原松本ペア:フルーガード・ティゲセンペア→田中米元ペア→チェン・チンチェン、ジア・イーファンペア→福島廣田ペア
福島廣田ペア:リー・ウェンメイ、チェン・ユーペア→イ・ソヒ、シン・スンチャンペア、タカマツペア→永原松本ペア
タカマツペア:チョウ・メイカン、リー・メンヤンペア→ドゥ・ユエ、リ・インフィペア→福島廣田ペア→永原松本ペア
田中米元ペア:キティタラクル・プラジョンジャイペア→永原松本ペア→チェン・チンチェン、ジア・イーファンペア→福島廣田ペア
永原松本ペアにとっては苦手としている攻撃型のドゥ・ユエ、リ・インフィペアやキム・ソヨン、コン・ヒヨンペアと当たる可能性が低いのはラッキーでした。特に、キム・コンペアとは直近の試合で圧倒的大差で破れているので早い段階で当たることを心配していました。この様子だと世界選手権2連覇の可能性も高くなってきているのではないでしょうか?
福島廣田ペアは2回戦のリー・チェンペアに直近で負けているのでそこは少し気になります。
タカマツペアは2011年からこの大会に出場していますが、これまでの成績はベスト4が1回のみと実力の割に成績がかなり悪い大会です。実力的には複数回優勝していてもおかしくないと思うので、今大会ではこれまでの状況を変えるべく、頑張って欲しいと思います。
ミックスダブルスは渡辺東野ペア、保木永原ペア、金子松友ペア、権藤栗原ペアが登場。それぞれ第3シード、ノーシード、ノーシード、ノーシードとなっています。一番厳しい戦いなのはこの種目でしょう。
渡辺東野ペアは順当にシードが勝ち上がった場合、2回戦以降で次の相手に当たると予想されます。
アドコックペア→チャン・ペンソン、ゴー・リューインペア→チェン・シーウェイ、ファン・ヤチョンペア→ワン・イルユ、ファン・ドンピンペア
アドコックペアは最近成績も落ちてきており、特に問題なく勝てると思いますが、準々決勝以降は直近で負けていたり、対戦成績が悪い選手が続きます。しかし、全く勝てない相手はいません。史上初の日本勢ミックスダブルス制覇もかかっているので二人には頑張って欲しいと思います。
ミックスダブルスで気になるのは第1シードで前年チャンピオンのチェン・シーウェイ、ファン・ヤチョンペア。2回戦ではインドネシアのファイザル・ウィジャジャペアと対戦します。圧倒的な強さを誇り、今年も9割以上の勝率を誇る彼らに黒星を付けたのはこのインドネシアのペア。大舞台では意外な結果が珍しくないだけに、この試合の行方が気になります。
この他にワン・イルユ、ファン・ドンピンペアとプアヴァラヌクロー・テラタナチャイペアも気になります。
どちらのペアも非常に面白い試合をいつも見せてくれます。タイオープンの準決勝でもこの2ペアが会場に大いに沸かせるスーパープレーを何度も見せていました。大番狂わせも面白いですが、やはり面白い試合を見せてくれるトップ選手が順当に勝ち上がってくれるのも楽しみですね。
試合結果はこちら
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