明後日から全英オープン2021が始まります!

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    水曜日から全英オープン2021が始まります! 今大会、日本勢は18人(組)が参加します。

男子シングルスは桃田賢斗選手、常山幹太選手、西本拳太選手、渡邊航貴選手が登場します。

男子シングルスのツートップは桃田選手とアクセルセン選手。ジュニア時代から頭角を現し、現在は世界のトップに到達した二人です。
対戦成績では桃田選手が圧倒していますが、最近のアクセルセン選手がかなり調子がいいので、今回対戦することになれば好勝負が期待できるのではないでしょうか。
二人が決勝の舞台に上がってくれることを期待しています。

日本男子シングルスは2番手争いに注目です。
現在の2番手は常山幹太選手で53075ポイント。3番手は西本選手で46243ポイントとなっています。
西本選手は7000ポイントほど差をつけられていますが、まだ挽回な可能な段階でもあります。
全英オープンの結果次第でどうなるか分からないこの状況で、2人がどう戦っていくのか注目です。

桃田選手は第1シードなので、特に心配する必要はなさそうです。順当に勝ち上がれば桃田選手は準々決勝でリー・ジージア選手と、準決勝ではアンソニー・シニスカ・ギンティング選手と対戦予定です。
西本選手は1回戦から第7シードのラスムス・ゲムケ選手と対戦。直近で負けている相手なだけに少し心配です。2回戦に進出した場合は常山選手と対戦になりそうです。
渡邊選手は1回戦から第2シードのヴィクター・アクセルセン選手と対戦します。最近調子がいいアクセルセン選手にどんな戦いを見せてくれるのか楽しみです。

今年の男子シングルスは全英の舞台に10代の選手が3人登場しています。
1番ランクが高いのは世界ジュニア3連覇、タイのクンラブット・ビティッドサーン選手。世界ランクは22位と既に世界のトップに近づいています。
スイスオープンではリー・ジージア選手を破って決勝に進むなど、ジュニア卒業後も順調に成長を重ねています。
1回戦の相手はクリスティー・ジョナサン選手。第5シードなのでランキングは当然上ですが、年始の大会では思うような成績を上げられず、調子が良くなさそうでした。
もしかしたらヴィティッドサーン選手にもチャンスがあるかもしれません。もしここで勝てれば、更にランキングを大きく上げるチャンスとなります。
次にランクが高いのはインドの世界ランク28位、ラクシャー・セン選手。彼もジュニア時代からヴィティッドサーン選手や奈良岡功大選手と鎬を削ってきました。
彼の1回戦の相手はカンタフォン・ワンチャロン選手。若手同士は結果が読みにくいのでどんな結果が待ち受けているか楽しみです。
最後はカナダのブライアン・ヤン選手。3人の中では唯一バドミントン強豪国以外の選手となります。
現在のランキングは50位と上記の2人に比べるとまだまだですが、Super100でベスト4に入るなど地道に実力を付けています。
1回戦の相手は第6シードのリー・ジージア選手。勝つのはかなり難しい相手ですが、この対戦をきっかけに彼が成長して、カナダのバドミントン界を引っ張る存在になってくれることを切に願います。

女子シングルスは奥原希望選手、山口茜選手、大堀彩選手、高橋沙也加選手が登場します。

女子シングルスは欠場のタイ・ツーイン選手とチェン・ユーフェイ選手に代わり、カロリーナ・マリン選手が第1シードを占めています。
これに対抗するのは奥原希望選手。直近の対戦は1時間に迫る激戦を見せたデンマークオープン。あの時は勝利を収めましたが、かなりの接戦でした。
今回も二人の激戦が見られるのか、それとも他の選手が勝ち上がってくるのか?今後の展開に注目です。
山口選手は第5シード。順当に勝てば準々決勝でP・V・シンドゥ選手と対戦です。
大堀彩選手の高橋沙也加選手の1回戦はノーシード同士の対決。それぞれアイリス・ワン選手、リーネ・ヤエスフェルト選手と対戦します。

男子ダブルスは遠藤渡辺ペア、嘉村園田ペア、保木小林ペア、古賀齋藤ペアが登場します。

男子ダブルスはいよいよギデオン・スカムルジョペアが復活します!スカムルジョ選手の新型コロナウイルス感染で出場を見合わせていたこのペアでしたが、遂にワールドツアーに復帰します。
久しぶりの国際大会ですが、以前と変わらぬ驚異的なプレーを見せてくれるのでしょうか?彼らの活躍に注目です。

日本勢は遠藤渡辺ペア以外が固まってしまう運の悪いドローになりました。1回戦では保木小林ペアと古賀齋藤ペアが対戦し、その勝者はおそらく嘉村園田ペアと対戦することになります。
2、3年前なら嘉村園田ペアが確実に勝ち上がっていたでしょうが、昨年の全日本総合では保木小林ペアが嘉村園田ペアを破るなど、若手との差は縮まりつつあります。
誰が勝ち上がって準々決勝に勝ち上がるのか気になります。

遠藤渡辺ペアは2回戦までは問題なく突破できそうなドローですが、少し気になるのは準々決勝。
順当にいけば対戦相手は元世界ランク1位のゴー・V・シェム、タン・ウィーキョンペアになります。遠藤渡辺ペアはこのペアに全敗していること、ゴー・タンペアは年始のアジアのツアーで好成績を修めていることから、楽な戦いは期待できそうにありません。
日本男子勢初の全英2連覇がかかる遠藤渡辺ペア。素晴らしいプレーをしてくれることを期待しています!

女子ダブルスは福島廣田ペア、永原松本ペア、志田松山ペア、櫻本高畑ペアが登場します。

女子ダブルスは強豪の中国勢、韓国勢の欠場の為、日本の独壇場となりそうです。
シードのツートップを占める福島廣田ペアと永原松本ペア。更に第5シードに志田松山ペアがいます。ただ、残念なことに志田松山ペアは1回戦から櫻本高畑ペアとの日本人対決となってしまいました。

この種目で少し気になるのはマレーシア。若手のタン・ティナーペアで、先々週のスイスオープンでは若者らしい大胆なプレーでストエヴァペアを破って優勝を果たしています。また、現在1番手のチョウ・メイカン、リー・メンヤンペアはトップ10入りを果たしています。
世界ランク1位を勝ち取ったウォン・ペイティ、チン・イーフィーペア以来、トップ選手が出てこなかったマレーシア女子ダブルス。ここで活躍を見せて、マレーシアの復活を世界に示してくれることを期待しています。

ミックスダブルスは渡辺東野ペア、保木松山ペアが登場します。

ミックスダブルスは中国ペアに加えてプアヴァラヌクロー・テラタナチャイペアも棄権したため、他のペアにとっては優勝の大チャンスです。
第1シードは前年チャンピオンのジョルダン・オクタヴィアンティペア、第2シードは渡辺東野ペア。どちらもこの大会で優勝経験のあるペアです。
どちらも大胆なプレーが特徴的なので、直接対決になれば非常にスピーディーな戦いが期待できるでしょう。
是非とも決勝に勝ち上がって欲しいと思います。

渡辺東野ペアは準々決勝でタン・キャンメン、ライ・ペイジンペアと対戦します。
このペアは渡辺東野ペアは相性が悪く、最近の対戦成績はあまりよくありません。しかし、今回は例年にはない特殊な状況なので、対戦成績は案外当てにならないかもしれません。
渡辺東野ペアが難敵を破って決勝に進んでくれることを期待しています。

保木選手はパートナーを松山奈未選手に交代して登場します。
1回戦の相手は先程登場したタン・キャンメン、ライ・ペイジンペア。厄介な相手ですが、日本人対決を見るためにはここで是非勝ってもらわなければなりません。
ここで勝利すれば、2回戦はドイツのラムスフス・ハートリッヒペア。このペアも最近実力を付けているペアです。組んで初めての国際大会にしてはかなり苦しいドローですが、二人には頑張って欲しいですね。

金子松友ペアは松友選手の女子ダブルスのパートナーだった高橋礼華選手の引退と井上金子ペアの解散で、本格的にミックスダブルスのペアとして始動です。
1回戦の相手はインドのランキレディ・ポンナッパペア。どちらもペアも実力の割にランキングが高くないので、こんなことも起こってしまいます。
全英オープンは全試合を放送してくれているのでこのペアの試合も見られるでしょう。レベルの高い試合になることは間違いないので、是非ご覧になってみてください。

 

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