スディルマン杯5日目 準決勝進出は中国とタイ!

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スディルマン杯5日目
日曜日から行われているスディルマン杯。
5日目は各種目の準々決勝が行われました。

中国対デンマークの試合は3-1で中国の勝利となりました。
マッチ差では中国が大きく差をつけたように見えますが、実際の試合ではそこまでの差は見られませんでした。

第1試合のミックスダブルスではチェン・シーウェイ、ファン・ヤチョンペアとクリスチャンセン・ティゲセンペアの対戦。クリスチャンセン・ティゲセンペアは日が浅いこととチャン・ファンペアの強さを考えると、あっさりと試合が終わりそうですが、実際はファイナルゲームにもつれ込む接戦となりました。
また、女子シングルスはチェン・ユーフェイ選手とミア・ブリッチフェルト選手の試合でしたが、これも意外と点差のつかない展開になっていました。
グレードの高い大会では思わぬ展開が多く見られることもあり、見る方も緊張感がありますね。

もう一つの試合は韓国とタイ。結果は3-1でタイの勝利。こちらは中国対デンマーク以上の接戦となりました。いずれの試合もいつ逆転されるか分からない僅差の試合。全試合で最も点差が付いたゲームで15-21と、戦いの激しさを感じさせてくれます。

今日の試合で印象的だったのは、アン・セヨンとラチャノック・インタノン選手の対戦。攻撃的なプレーで積極的な展開を見せるインタノン選手と17歳の若手選手とは思えないような安定した守備を見せるアン・セヨン選手の真っ向勝負となりました。
第1ゲームはインタノン選手が攻撃を決め切ってゲームを奪いましたが、2ゲーム目ではアン・セヨン選手が中盤で見事な追い上げを見せました。
インタノン選手も疲れた様子だったので、このままファイナル突入かと思われましたが、ここでインタノン選手が奮闘。更に激しい猛攻をアン・セヨン選手に仕掛け、見事ストレート勝利を収めました。

これで、準決勝で対戦するのは中国とタイに決まりました。中国は昨年逃した優勝を、タイは自国初の決勝進出をかけて戦います。

明日のは反対側の山の試合が行われます。
対戦カードは日本対マレーシアとインドネシア対台湾で、どちらも日本時間12時から行われます。

日本対マレーシアは総戦力を見る限り日本が有利でしょう。特に、女子と男子ダブルスについては大きな心配は必要ないかと思います。

男子シングルスは桃田賢斗選手が出れば問題はないでしょう。マレーシアとしても今後を考えるなら体力温存の目的で2番手以降を出す可能性も考えられます。
少し気になるのが西本拳太選手を出して、向こうがリー・ジージア選手を出してきた時です。リー・ジージア選手は最近急激に実力を伸ばしており、ニュージーランドオープンでは西本選手を破っています。この組み合わせだと、もしかしたら日本にとってよくない結果になるかもしれませんね。

ミックスダブルスはおそらくタン・キャンメン、ライ・ペイジンペアを出してくると思われます。このペアは1番手の渡辺東野ペアに対して3戦全勝、更に最近の大会で好成績を修めており、厄介な相手になりそうです。

もう一つの対戦カードのインドネシアと台湾も気になります。台湾は男子ダブルスとミックスダブルスで大きな変化があり、ビッグタイトルの今大会でどんな活躍を見せるのかに注目です。

台湾男子ダブルスの1番手はおそらくリー・ヤン、ワン・チーリンペア。今年からのペア結成ではありますが、破竹の勢いで活躍を続けており、その勢いが今大会でも見られるならかなり厄介な相手でしょう。更に、ワン・チーリン選手はミックスダブルスでも顔を見せ、こちらも好成績を残しています。体力的に兼任は大変ですが、本気で勝ちに来るのであれば、十分可能性のある選出だと思います。

この対戦で予想がしやすいのは女子でしょう。シングルスはグレゴリア・マリスカ・チュンジュン選手、ダブルスはポリー・ラハユペアがおり、これらの試合は高確率でインドネシアが勝つと思われます。

総合的に見るとインドネシアが勝つ可能性が高いと思いますが、台湾が勝つ可能性も捨てられないという印象でした。

試合結果はこちら

 

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