台湾オープン6日目 ベテラン勢復活!

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火曜日から行われている台湾オープン。
6日目は各種目の決勝が行われました。

今大会は最近勢いの衰えていたベテラン勢の活躍が多く見られました。

第1試合はミックスダブルス。タン・チュンマン、テ・インセットペアとソ・スンジェ、チェ・ユジュンペアとの対戦。登場した4人全員が左利きという非常に珍しい試合でした。
第1ゲームは互角の勝負を展開。どちらもお互いの持ち味を生かしてプレーし、最後はタン・テペアがゲームを奪いました。
第2ゲームはタン・テペアがソ・チェペアを圧倒。21-10の大差でゲームを奪い、ストレートで勝利を収めました。
今年は4月に入ってからペアとしてのプレーを始めたこの二人。ここに来てようやく今年初優勝を飾りました。元世界ランク2位というこのペアの成績を考えるとこのランクの優勝ではまだまだ満足できないでしょう。更に高いランクの大会での優勝に期待ですね!

第2試合はスン・ジヒュン選手とミッシェル・リー選手の試合。こちらはスン・ジヒュン選手がミッシェル・リー選手を始終圧倒!21-11 21-9という大差で勝利を終えました。
スン・ジヒュン選手も最近成績が振わなかったのでこの優勝は非常にうれしいですね。韓国の女子シングルスはアン・セヨン選手やキム・ガユン選手といった若手選手が台頭してきていますが、彼女達に負けないように頑張って欲しです。

第3試合は女子ダブルス。この試合が最も長い試合となりました。
対戦カードはキティタラクル・プラジョンジャイペアとキム・ソヨン、コン・ヒヨンペア。前者の粘りのプレーと後者の攻撃的なプレーが激突しました。
勝負はいずれのゲームも接戦。ラリーも非常にレベルが高く、見ごたえのある試合になりました。
試合結果は21-19 18-21 28-26でキティタラクル・プラジョンジャイペアの勝利。昨年のタイマスターズ以来となる優勝を手にしました。

第4試合は男子シングルス。チョウ・ティエンチェン選手とカン・ヒホ選手の試合でした。
この試合は唯一の地元選手の登場とあって、会場は大盛り上がりでした!この試合には蔡英文総統と思しき人物も登場し、普段主審が行うコイントスを代わりに行っていました。
試合は会場の大声援を受けたチョウ・ティエンチェン選手がカン・ヒホ選手を圧倒。女子シングルスに続き、21-12 21-13の大差で試合を終えました。
台湾選手としては史上最強の強さを見せるチョウ・ティエンチェン選手。再来週の中国オープンとその次の韓国オープンでの活躍に期待です。

最後の試合は男子ダブルス。ゴー・V・シェム、タン・ウィーキョンペアとチョイ・ソルギュ、ソ・スンジェペアの試合でした。
第1ゲームは全く互角の展開が続きました。油断のできない展開だったこともあって、どちらのペアも普段以上に気合の入ったプレーを見せていました。このゲームは21-19でゴー・タンペアが取りました。
第2ゲームはチョイ・ソペアが序盤からじわじわと点差を付けて行き、最大7点差をつけました。そのあとはゴー・タンペアの追い上げを受けながらも逃げ切り、21-15でゲームを奪います。
ファイナルゲームはチョイ・ソペアが第2ゲーム以上の勢いを見せてゴー・タンペアを圧倒します。17-8まで点差を差を付け、このまま試合が終わるかと思いきや、ここからゴー・タンペアが驚異的な追い上げを見せました。まずはこの点差から6連続ポイントで14-17まで点差を詰めます。その後は相手に連続ポイントを許さずに2連続、5連続、3連続ポイントをして大逆転勝利!元世界ランク1位の強さを見せつけました。
この優勝でゴー・タンペアは五輪レースでマレーシア1番手になりました。マレーシアは上位3ペアが拮抗しているので誰が五輪に登場するのかが楽しみです。

試合結果はこちら

 

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