シンガポールオープン6日目 日本勢3種目優勝!

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火曜日から行われているシンガポールオープン。
6日目は各種目の決勝が行われました。
日本勢は3人(組)が優勝を勝ち取りました!。

女子シングルスは奥原希望選手とタイ・ツーイン選手の対戦。
試合はお互いが自身のテクニックを駆使し、相手を大きく動かす展開となりました。
結果はタイ・ツーイン選手のストレート勝利。マレーシアオープンに続く2週連続優勝を果たしました!
今年も順調に優勝を重ねているタイ・ツーイン選手。昨年のような活躍を見せてくれることに期待です。
奥原選手もかなりの粘りを見せてタイ・ツーイン選手に対抗していましたが、惜しくも敗れました。しかし、準決勝ではP・V・シンドゥ選手に圧勝するなど、パフォーマンスの高さを感じさせています。23日から始まるアジア選手権では是非優勝を勝ち取って欲しいと思います。

ミックスダブルスは唯一日本勢の決勝進出がない種目となりました。
対戦カードはタイのプアヴァラヌクロー・テラタナチャイペアとマレーシアのタン・キャンメン、ライ・ペイジンペアの試合。結果はタイの二人がマレーシアペアを圧倒!特に第2ゲームは21-6という圧倒的大差で制して勝利しました。
タイの二人はかなりの成長を見せている印象でした。準決勝では全世界ランク1位のチェン・シーウェイ、ファン・ヤチョンペアを破る快挙も見せています。この二人がいずれ中国がツートップを占める現状を打破してくれるではないかと期待していますね。
マレーシアの二人は先週から久しぶりの登場を見せたかと思いきや、いきなり見事な活躍を見せ、復活をアピールしました。世界ランクもマレーシアオープン前は38位でしたが、この2大会で20位まで戻す予定です。

女子ダブルスは永原松本ペアが韓国のキム・ヘジョン、コン・ヒヨンペアの試合。
この試合は女子ダブルスではあまり見られない速いラリーを展開していました。
途中で韓国ペアがかなりの追い上げを見せる場面もありましたが、永原松本ペアは見事逃げ切り勝利を獲得しました。
この試合で登場した韓国の二人はかなりアグレッシブなプレーで非常に印象に残りました。スマッシュとロングリターンが繰り返しやクリア合戦が珍しくない女子ダブルスでこのスタイルは見ていて非常に面白かったです。まだ世界ランク47位のこの二人ですが、これから厄介な相手に成長するかもしれませんね。

男子ダブルスは嘉村園田ペアとアーサン・セティアワンペアの試合。
どちらも低空戦を得意としており、今回もかなり激しい戦いを見せていました。
第1ゲームは21-13で嘉村園田ペアが圧倒。非常に良いスタートを切りました。
第2ゲームとファイナルゲームはかなりの接戦が展開。どちらも一歩も引かずにプレーしていました。
結果は嘉村園田ペアがファイナルゲームを21-17で制して勝利!アーサン・セティアワンペアの2連覇を阻み、2016年以来の優勝を勝ち取りました!この優勝でランキングポイントも4000程上昇し、世界ランク2位のリ・ジュンフィ、リュー・ユーチェンペアにかなり近づきます。
嘉村園田ペアは近年更に強さを増している印象です。特に、園田選手の前衛がよくなっていて、以前よりも様々なパターンの攻撃が出来るようになっているような気がします。
アーサン・セティアワンペアは二人とも30歳を超えるベテランながら実力を維持していますね。既に世界選手権もアジア大会も制していますが、モチベーションを下げずに戦ってくれていることは本当にうれしいです。
どちらのペアも非常に好きなプレースタイルなのでこのまま世界の舞台で長く活躍して欲しいと思います。

男子シングルスは桃田賢斗選手とアンソニー・シニスカ・ギンティング選手が苦しい消耗戦を見せました。
桃田選手は試合序盤から珍しいミスを連発していたのが印象的でした。しかし、そんな苦しい中でも懸命にシャトルを拾って得点に繋げていました。
ギンティング選手は対照的に、決勝とは思えないような元気の良さを見せており、強力なスマッシュで桃田選手を苦しめました。
一時はギンティング選手が勝つかと思われましたが、第2ゲーム後半からギンティング選手の体力が切れると同時に桃田選手が復調。ファイナルゲームも前半は接戦でしたが、後半は桃田選手が一気に差をつけて勝利しました。
これで桃田選手は2015年以来の優勝を勝ち取りました。桃田選手の強さをとどまるところ知りませんね!この調子で頑張って欲しいと思います。

試合結果はこちら

 

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