インドネシアオープン6日目 山口選手、Super1000初制覇!

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火曜日から行われているインドネシアオープン。
6日目は各種目の決勝が行われました。

第1試合は女子ダブルス。タカマツペアと福島廣田ペアの日本勢対決となりました。
第1ゲームの序盤は互角の勝負を見せていましたが、徐々に福島廣田ペアが差を広げ、21-16でゲームを取りました。
第2ゲームはタカマツペアが一気にリードを広げ、一時17-10の大差を付けました。このままファイナルゲームに突入かと思いきや、福島廣田ペアが逆襲!一気に7連取で追いつき、その後はタカマツペアに1点しか与えず、21-18で勝利しました。
福島廣田ペアは守備が冴えていましたね。タカマツペアの連続攻撃を上手く処理していました。
攻撃もタカマツペア打つクロスリターンにもしっかり対応して攻撃を継続させていました。
この結果から、来週の東京レースランキングの更新では二人の得点差が3000ポイント程に広がります。
来週はホームのジャパンオープン。どんな戦いを見せるのか楽しみです。

女子シングルスは山口茜選手とP・V・シンドゥ選手の試合。
今日は全体的に速い展開でラリーが進んでいきました。
第1ゲームは中盤まで接戦でしたが、終盤で山口選手が一気に連続得点でゲームを奪いました。
第2ゲームは山口選手が序盤からじわじわ差を広げて波乱なく勝利を収めました。
山口選手はSuper1000初優勝となりました!この調子で地元であるジャパンオープンも頑張って欲しいですね!
シンドゥ選手は昨年のワールドツアーファイナル以来の決勝進出でした。調子が下がっていたので心配していましたが、インドネシアオープンの活躍を見て少し安心しました。

ミックスダブルスはチェン・シーウェイ、ファン・ヤチョンペアとワン・イルユ、ファン・ドンピンペアの中国対決。
世界のツートップの2ペアの試合はやはりレベルが違いました。
試合は第1ゲームから超高速の展開。男子ダブルスに近い速さでラリーが行われていました。女子の前衛同士のラリーも非常に速く、見ているだけでも大変でした。
結果は21-13 21-18でチェン・ファンペアの勝利。3大会あるSuper1000の内、2大会を制覇しました。残りは地元開催の中国オープンとなります。昨年はSuper750全制覇を達成しましたが、今年はSuper1000全制覇を達成するのでしょうか?今年も圧倒的な強さを誇る二人の活躍に注目です。

男子シングルスはチョウ・ティエンチェン選手とアンデルス・アントンセン選手が死闘を見せました。
第1ゲームはチョウ・ティエンチェン選手が圧倒。12-3の大差を付けました。そこからアントンセン選手も追い上げますが、結果は21-18。チョウ・ティエンチェン選手がアントンセン選手の猛追を振り切りました。
第2ゲームは前半はお互いが連続得点出し、後半は3点以上の連続得点がない接戦となりました。最後はアントンセン選手が26-24でゲームを奪い、試合はファイナルゲームに突入しました。
ファイナルゲームではチョウ・ティエンチェン選手に攻撃回数が一気に減り、明らかに疲れた様子を見せていました。対してアントンセン選手がスマッシュを打つ余裕を残しており、体力的にはこちら有利でした。しかし、得点の推移を見ると、アントンセン選手がリードをしたのは最初の1点のみで、以降はチョウ・ティエンチェン選手がリードし、逆転を許すことなく点差を広げ21-15で勝負を決めました。本当に体力的に限界だったのか、試合直後にコートに倒れ込む二人の姿が印象的でした。
チョウ・ティエンチェン選手も山口選手同様、初のSuper1000優勝を達成しました。今まではSuper500以下の大会のみの優勝だった彼ですが、これからはもっと活躍してくれると期待しています。
アントンセン選手もあと一歩の所で優勝を逃しましたが、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。順調に実力を伸ばしており、こちらも将来が期待できそうです。

最後の試合は男子ダブルス。ギデオン・スカムルジョペアとアーサン・セティアワンペアが対戦しました。
試合は低空戦が展開されました。通常のドライブだけでなく、ショートドライブやヘアピンの応酬が見られました。シャトルが打たれてからの時間が非常に短く、シャトルの向きも安定していないであろう状態で当たり前のようにシャトルをコントロールする様子には本当に感動しました。かなりの集中力を持っていないと出来ない芸当です。また、普段のラリーに自然と組みこまれるテクニックはもちろん、股下や背面でのレシーブ等の観客を楽しませるプレーも多くあり、大会の最後を飾るにふさわしい好勝負でした。
結果は21-19 21-16でギデオン・スカムルジョペアが勝利。今大会2連覇を達成しました!
表彰式には2ペアの子供たちも登場!可愛らしい姿を見せていました。彼らの中からバドミントン界のスターが出てくる日が来るのでしょうか?20年後の彼らの姿に期待してしまいますね。

試合結果はこちら

 

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